ボヘミアン・ゴシック・タロット
4thエディション
世界中に熱狂的なファンをもつこのボヘミアン・ゴシック・タロット。
今回は4thエディションということもあり、
さらに細部まで
綿密に練り上げられた計算された絵柄作りが
今までより一層、
心の機微を刺激するシャープさを
研ぎ澄ませてきています。

人には言えないこの想い、
言葉にできないもどかしさ、
でも確実に心の中に潜んでる、
それは一体、何なのか。
その何かを探り当てる旅にでる。
それがフールズ・ジャーニー
『愚か者の旅』。

あなただけではない、誰しもが愚か者。
人間はどんなに恰好付けても、
どんなにお金を稼いでも、
所詮はひとりの愚か者。
だからこそ尋ねたい。
私は一体何者か、と。
私の抱えるこのモヤモヤは、
私を一体、
どこへ向かわせようとしているのか、と。
いつでもそれを、知りたかった。
世界中にファンを持つ
このボヘミアン・ゴシック・タロット。
いつでも人間が
普遍的に抱えているであろう心の闇に
ひっそりと、
そして凛とした姿で
適度な距離感を保ちながらも優しく
寄り添ってくれるような
共鳴の波動で見守ってくれるような
究極の静寂による癒し、
とでも呼べるような
そんなスペシャルな空間を
作り上げてくれる
名盤タロットデッキといっても
過言ではありません。
タロットリーダーが自信を持って
おすすめするハイ・クオリティのこのデッキ。
一生に一度の出会いを
受け入れてみませんか。
ボヘミアン・ゴシック・タロットには
いくつかの特別な魅力がある
そのダークな暗さが
美的に昇華されている絵柄制作の
プロフェッショナリズムは
言うに及ばず。
単に絵を制作した、
だけには留まらない、
その解釈と表現力が
絶妙なのだ。
カップ7のカード。
カップ7はそもそもの意味として
あれも、これも欲しくて
迷ってしまって選べない状況を
意味するカードだ。
このカードの女性は
上を眺めて何か怪しげな笑みを
浮かべながら
何かを企んでいるような
これもいいわね
ああ、あっちもいいわ
これも私にふさわしいのでは
ないかしら、といった
全てを欲しがる女の欲深さを
見事に表現している。
解釈と表現力の妙を味わえる
何気ないスリリングさ、
とでも言いたくなる巧妙さがここにある。
カップ2のカードはどうだろう。
そしてカップのクイーンはどうだろう。
カップのクイーンは感受性が豊かで
情緒的な女性をイメージするカードだ。
この女性はダークテイストの
ボヘミアンゴシックタロットにしては珍しく
どこかのんびり、楽し気でリラックスし、
日々を楽しんでいるかのような雰囲気を醸し出している。
彼女は感覚的に
直観的に物事を感じ取りながら
物事を進めていくタイプだ。
そんな気難しい論理の世界とは無縁な女性
それを実に上手く表している。
ボヘミアン・ゴシック。タロットの妙技は
78枚のカード全てにおいて
これらのように見事に遺憾なく発揮されている。
もし気に入ったなら
このタロットデッキから
タロットリーディングにチャレンジするのもおすすめだ。
なぜならこのカードには
取り組むだけの価値があるから。
ベーシックな初心者向けのタロットデッキで
タロットリーディングの学習を始めるのもいい。
でも、一番肝心なのは
「自分の心に響いてくるかどうか」だ。
それが来なければ
いくら意味を覚えても
どんなに他人を占っても
さほど深化は望めない。
ボヘミアン・ゴシック・タロットには
タロット・リーダーの心を震わせる何かがある。
表層とは真逆に向かう
深層に向かうベクトルだ。
私たちの日常はいつでも表面と取り繕いながら
常識人の鎧で身を固めることに気をとられ続けているが
だからこそ
奥深く、より暗い領域に
光をあてることが時には必要なのだ。
タロットを読む、とはまさしくこの行為そのものだ。
そしてそのタロットで
この美しいボヘミアン・ゴシックタロットを
使い続けることで
ほとんどの人が気づけない
誰にも引き出すことができない
そして誰しもが必要とする
この世の重要なメッセージを
キャッチすることができるだろう。

人間の芸術的な残酷さ
”実際、ときによると《野獣のような》
人間の残虐なんて表現をすることがあるけど、
野獣にとってこれはひどく不公平で、侮辱的な言葉だな。
野獣は決して人間みたいに残酷にはなれないし、
人間ほど巧妙に、芸術的に残酷なことはできないからね。”
ドストエフスキー
『カラマーゾフの兄弟』
人間の残酷さ
その犠牲になってるかもと思うなら